韓国・美沙里(ミサリ)競艇 |
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![]() バックストレッチ側のフェンスの外から撮影。オリンピックで漕艇場 として使われた水面なので、長手方向は2km以上もあります。
■ 美沙里(ミサリ)競艇場と日本の競艇はここが違う! スタンドは1棟だけで、全体的にこぢんまりとした感じ。そのスタンドも小さく、あいているのは1階と2階だけなので混雑が激しいです。よく戸田に似ているといわれますが、それは水面とスタンドの間にある強化ガラスのフェンスがあるためではないでしょうか? スタンド自体のつくりは、階段状のベンチが屋外に設置されている点で、むしろ尼崎競艇場に近い気がします。また、水面の向こう側の低い山々がつらなる景色は、桐生や唐津を思い出させます。入場料は200ウォン(約20円)。 客のほとんどが男性で、年齢は見たところ40歳代くらいが中心。日本のファンよりも明らかに低いです。 そのほかに日本と違う点は、誰も赤ペンを耳に差していないことと。そもそも、韓国では赤ペンではなくて、黒ペンを使っています。それから、帽子をかぶった人が少ないこと。つばやタンをはく人が多いのも特徴でしょうか。 バックスストレッチに設置されたオッズ板は、連複と連単を2回ずつ交互に切り替えながら表示します。興味深いのは締め切り時間の案内。日本では、5分前、3分前、1分前と奇数分前に案内しますが、ここでは12分前、6分前、4分前、2分前の偶数分前にアナウンスします。 日本と違って、警備員は20歳台前半くらいと若く、身長180センチを超える屈強そうな人ばかり。厳しい表情で場内をくまなく見回っているので安心できます(日本も見習えよ!)。 レジャーシートを1階で貸し出しています。たぶん無料。2マーク側には広い芝生があるので、そこで広げて観戦する人も多いです。混雑したスタンド内や階段で広げている人もいますが。 ■ 激しい予想紙販売合戦 スタンド裏の入場門を入ったところに、予想紙の販売ブースが15軒も連なっていて、「アニョハセヨー!」と盛んな呼び込み合戦を展開しています。いずれも1冊2000ウォン(約200円)。もちろん、表記はすべてハングルです。その右端にはスポーツくじのようなものを売るブースがあり、さらにその向かい側では、各予想紙の買い目を一覧表にした紙を小さなテーブルの上で売っている女性がいます。 ■ レースは発展途上 モーターの音がとてもソフトです。こもったような感じの音で、おなかに響いてきません。ちなみに、モーターは排気量429cc、30馬力(注:日本は397cc、32馬力)。ボートとモーターは、見た目はほとんど日本のものと同じですが、韓国で独自に開発したものを使用しています。 とにかくスタートが遅くてスリットがばらばら! スタートはおよそ20〜40台なので、たまに10台のスタートを決めた選手がいると、その時点で1着がほぼ決まってしまいます。さらに、エンジン差が大き過ぎるために、スリットで1艇身出ていた艇が1マークでは半艇身逆転されていることもあたりまえのように起きます。 こんなスタートなので、1マークの決まり手は逃げと、絞りまくりばかりです。ツケマイやまくり差しは、私が2日間に見た計16レースの中で一度も見られませんでした。ブイ際の最内を差してくる選手もいるのですが、2着がいっぱいで頭までは届きません。 今の状況では風向きやスロー、ダッシュなどの細かな要素を考慮して予想する必要はなく、枠番や選手個人のスタート力、エンジンパワーだけを見ておけばほぼ予想できると思います。 進入は枠なりの3対3がほとんど。おもしろいのが、コースどりをするときにスロー艇が第2ターンマークをまわりかけたところで、ダッシュ艇があっさりとボートを引っ張ってしまうこと。これは実質的に枠なり進入となっているために、コース取りの駆け引きが省略されているのでしょう。 また、スロー艇はコースを確定させてスタートラインに艇を向けた後も、エンジンの上に座ってボートの前のほうを浮かせません。枠なりのゆったりした進入なので、そのようなことをしなくても十分な助走距離を確保できます。 スタートと同じように、ターンの技量も選手によって大きな差があります。中には全速に近いスピードでターンをしている選手もいるようです。 また、レースでは、バックストレッチで並走した外側の艇が、ほぼ全速で外をつけ回って内側の艇を沈めたシーンも見ました。一度だけですけどね。スタート力はまだまだですが、旋回技術はそこそこに高いものを持っている選手もいると思います。 レースの合間に誰も試運転に出てきません。つまり、選手が水面に現れるのは展示航走とレース本番のときだけ。エンジンは構造が複雑なために整備が禁止されていること、また、ペラもオーナー制なので、試運転をしても仕方ないからでしょうか。また、技量が未熟なので、本番前の転覆などを心配して試運転を禁止しているのかもしれません。 ■ 日本語もOK スタンド1階の1マーク側にインフォメーション・センターがあります。日本語のパンフレットがもらえるほか、質問がある場合は事務所にいる日本語のスタッフにつないでくれます。私が訪ねたときは日本人の客がめずらしかったようで、驚きつつもていねいに対応してもらいました。コーヒーまで出してくれたし。 また、ここでは、携帯電話の充電サービスを行っていて、ひっきりなしに人が出入りします。 ■ 舟券購入限度額の実態 舟券の購入にはマークカードを利用。賭式は単勝、複勝、連単、連複の4種類。 マークカードとお金を窓口の右側の穴から渡すと、左側の穴から舟券を渡されます。注意が必要なのは、おつりを舟券のような紙で渡される場合があること。3000ウォンまでは紙幣で渡すようですが、それ以上の場合、この「おつり券」で渡すことがあるようです。購入した舟券といっしょに渡されるので、舟券がはずれた時にいっしょに捨てたりしないように注意しましょう。もちろん、おつり券で舟券を購入することが可能です。 購入限度額が最高5万ウォンまでと決められていると聞きますが、これは「1レースあたり」の制限額ではなくて、「1回の購入」に対する制限のように思います。 というのは、窓口を1つずつ横に移動しながら、それぞれの窓口で5万ウォンずつ買ったり、また、一度買ったあと列の後ろに並び直して同じ窓口で買っている人が何人もいたからです。日本語の公式パンフレットには「1回1人あたり最高5万ウォンまで購入できます」と書いてあるだけで、けっして1レースあたりの購入限度額が設けられているわけではありません。 窓口の人間がいちいち購入者と購入額を記録しているわけではないので、結局は、いくらでも購入することが可能です。推測するところ、限度額を決めているのは単に立て前ではないでしょうか? 主催者としてもたくさん購入してもらった方がいいわけで、禁止とはいっても何のチェックも防止策も行っていないわけですから。 ■ 特徴のないグルメ スタンド2階の2マーク側に食堂が2軒あり、1軒は定食、もう1軒は温かいそうめんやビビン麺、巻きずしなどを売っています。とにかく客が多く、多量の注文に追いつこうとやっつけ仕事のように調理しているので、味はそれなりです(^^;。 1階と2階に売店が1軒ずつあります。どちらもジュースやビスケットなどを置いているだけで、調理したものは置いていません。ジュースを缶のまま売っているのはちょっと驚きました。そのうち誰かが負けた腹いせに水面に投げ込んで、紙パックのものに置き換わるのかもしれませんけど。 場外では、スタンドの裏側にある駐車場の奥に露店がいくつか集まっています。ここでは天ぷらやチヂミなど、街角の屋台と同じような調理品を売っています。帰りのバス待ちの列にはジュースやイモ虫(?)の煮もの(めちゃくさい!)を売りに来るし、地下鉄に乗れば、車内でチョコレート売りのおばあさんや、靴磨きやエプロンの実演販売をするおっさんがまわってくるので、物を買う機会には困らないといっていいかもしれません(笑)。 ■ 駐車場は午前中に満車 今回はさすがに車で行きませんでした。一時は、下関からフェリーで車を渡そうかと本気で考えましたが(^^;。 ちなみに駐車場は1日ごとの利用で、小型車が3000ウォン、大型車が5000ウォン。正門前とピット裏にあります。第1レース開始時にはすでに満車でした。競艇場の周りには公園やサッカー場があるので、そちらの駐車場を使うことも可能のようです。 電車を使う場合は、地下鉄8号線・岩寺駅の4番出口から出ている無料バスが便利。同5号線の上一洞駅からも無料バスが出ていますが、上一洞駅を出たあと岩寺駅にまわってきます。岩寺駅から競艇場までの距離は10kmほどですが、途中から渋滞するため、着くまでに25〜30分ほどかかります。 11時過ぎの岩寺駅のバス乗り場では、すでに50mくらいの列ができていました。バスは10分おきくらいに来るので、それほど待たなくてすみます。列に並んでいると新聞売りのおばちゃんや、アングラカジノのビラ配りがまわってきて、ちょっとうっとうしいかも。 バス停のすぐそばではタクシーが客待ちをしていて、しきりに「ミサーリ! ミサーリ!」と叫んでいます。偶然ですが、このタクシーの運転手が客を横取りした別のタクシーの運転手に殴りかかって、警察沙汰になるシーンに遭遇しました。バス停で待っているタクシーはあまりガラがよくないようなので、タクシーを利用するなら別のところでつかまえるのがよさそうです。 ■ 韓国のホテルは高い 韓国のホテル相場は日本よりも2割くらい高いと思います。ビジネスホテルっぽいところでも1泊10万ウォンくらいするし、名の通ったシティホテルでは20万ウォンくらい。 僕はソウルの中心部にある1泊4万ウォンのモーテル(洋風の旅館)に泊まりました。建物は古いものの、料金を考えると満足できる部屋でした。 ソウルには、ほかにもバックパッカー向けの1泊2万ウォンくらいの旅館があります。ただし、中には危険なところもあるようなので要注意。予算にあわせて選ぶといいでしょう。 ■ おまけ あやしい人々 (その1) スタンド出入り口に立って、小切手らしきものをお金に換えている女性たち(これは僕の推測です。ずっと観察していたのですが、結局、何をやっているのか確信を持てませんでした)。 場内には小切手を現金に替えられる正規の窓口があるので、この女性たちは何らかの特別な便宜を図っているのだと思います。その便宜が何なのかが、よくわからないのですけど。正規の窓口では身分証明書が必要なので、あやしい小切手でも身分証明書の提示なしに換金してくれるとか? 女性たちは小さなバックをたすき掛けにして、スタンドの1マーク側と中央の出入り口で柱を背にしてじっと立っています。全部で5人くらい。ときどき、元締めと思われるいかにもやくざ風な男がまわってくるので、やはりその筋のビジネスであることは確か。ちなみに、やくざのファッションセンスは日本と同じなので、簡単に見分けがつきます。気をつけましょう(笑)。 (その2) スタンドのドア近辺で、シートの上に小さな机を置いて、電卓とノートで何やら計算しながら忙しそうにしている若者のグループ。 よく見ていると、どうも携帯電話で買いの注文を受けているようです。ノートに買い目と金額を書き込むと、別の若者にお金と買い目を記入したマークシートを渡して、窓口へ買いに行かせます。 電話やインターネットによる投票システムがないので、舟券の購入を代行しているのでしょうか。でも、収益はどのようにあげているのかが不思議。当たった場合に払戻金の何割かを注文者からもらうのか、それとも全部は購入せずに、いくつかのんでいるのか? あまりに大っぴらにやっているので、とてもノミ行為をしているようには思えません。見たところ、堅気っぽいのはもちろん、ごく普通の学生のような若者ばかりです。 桐生競艇 戸田競艇 江戸川競艇 平和島競艇 多摩川競艇 浜名湖競艇 蒲郡競艇 常滑競艇 津競艇 三国競艇 びわこ競艇 住之江競艇 尼崎競艇 鳴門競艇 丸亀競艇 児島競艇 宮島競艇 徳山競艇 下関競艇 若松競艇 芦屋競艇 福岡競艇 唐津競艇 大村競艇 美沙里(ミサリ)競艇(画像編 ・文字編) 上へ戻る トップページへ戻る |

